血流感染症の原因菌の同定を通じて患者を助け、薬剤耐性菌の蔓延を防ぎたい
生命を脅かす血流感染症の治療には抗菌薬が欠かせない。一方で、抗菌薬の過剰使用で、世界では薬剤耐性菌の蔓延が社会課題となっている。現在では限られた情報と医師の経験に頼っている血流感染症の抗菌薬の選択を、日立の遺伝子検査技術で支援したい。そんな思いで新しい検査システムを開発する、研究開発グループ デジタルサービス研究統括本部 ヘルスケアイノベーションセンタ バイオシステム研究部の柳川善光リーダ主任研究員と清水沙彩氏に研究の進捗や目標を聞く
幅広い研究領域、多様なバックグラウンドを持つ研究者仲間が日立の魅力
柳川:大学時代は電子工学を専攻して、電子回路の研究をしていました。修士課程から博士課程...