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バックキャスト型研究開発

バックキャストで本質的な技術課題を見極め、ブレークスルー技術を創り出す

日立では、世界中で課題となっているグローバルアジェンダを起点に、国際機関や大学などの社外有識者、お客さま、スタートアップと議論を重ね、「環境中立社会」「現役100年社会」「デジタルと人・社会の共進化」を次の社会と捉えました。

また、きたる2050年の社会からのバックキャストにより、種々の課題を俯瞰した「本質的な技術課題」を見極めました。そうした本質課題を解決することで、産業構造に変化を引き起こすブレークスルー技術の創生に取り組んでいます。

「環境中立社会」「現役100年社会」「デジタルと人・社会の共進化」の実現に向け、以下のテーマを掲げてブレークスルー技術の創出に挑戦します。

環境中立社会

環境中立社会の実現に向けて、「脱炭素・カーボンネガティブ」をめざします。本質的な技術課題を、サステナブルな地球環境と経済活動の両立に必要な「モノ・物質・エネルギーの適切な流れの把握、制御」と捉えたうえで、「Energy Storage and Supply」と「Carbon Transformation」の2テーマを設定しました。Energy Storage and Supplyでは、大規模・低コスト水素製造システムを含む電力-水素の統合流通の開発に、Carbon Transformationでは、合成バイオによる炭素循環社会の構築に取り組んでいます。

現役100年社会

活き活きと安心安全な社会生活を営める現役100年社会の実現に向けて、生命活動の根幹となる「細胞機能の把握、維持、改善」を本質的な技術課題と捉えたうえで、「がん・難治性疾患・感染症克服」をめざします。例えば、粒子線治療装置の位置決め自動化などを進めることで、より高度ながん治療の実現に取り組んでいます。さらに、遺伝子改変技術や細胞計測技術に基づくデザイン細胞の開発も進行中です。

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デジタルと人・社会の共進化

デジタルと人・社会の共進化に向けた本質的な技術課題を、「人や社会がもつ判断力、創造力の向上」と捉えました。人や社会が最適で速やかな判断を実行可能になるよう、世界中の多様な社会・経済活動のデータを通じた観測によりリスクを可視化するデジタルオブザーバトリや、従来の古典コンピューティングでは解くことができない複雑かつ大規模な問題の計算を狙いとした高集積化が可能なシリコン量子コンピュータの研究開発を推進しています。

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