複雑な形状の物体をリアルタイムで認識することができる高速照合技術を開発
産業ロボットへの適用を通じて、工場や物流倉庫などにおける人手作業の自動化をめざす
日立は、3次元カメラ*1で撮影した画像データとAIで識別した物体形状データを高速に照合する技術を開発し、平面や曲面からなる複雑な形状の物体をリアルタイムに認識することに成功しました。従来は、画像データ中の照合を行う点に対応する物体形状データ内の点を1点ずつ照合していたのに対し、本技術では物体形状データの点同士に位置関係の情報を持たせる構造(グラフ構造)を採用したことで、複数の点を同時に照合することができます。これにより、照合速度を従来の約10倍*2に高速化することが可能となり、0.6秒程度で棚に乱雑に置かれ...