社会課題に対し果たす役割から家電の使い勝手まで、社会・生活を支えるプロダクトデザインとは?
ドイツの「iF design award 2022(iFデザインアワード 2022)」において、日立は5件のプロダクト、コンセプトのデザインで受賞した。デザイン分野のグラミー賞とも称される賞で、そのうちの1件は2021年に入社したばかりのデザイナーを交えたチームによるコンセプトデザインだった。日立のデザイン部門は、研究開発グループに所属するという特徴があるが、日立が考えるデザインとはどのようなもので、何に立脚するのか。受賞作のデザインにかかわった大塚文音デザイナー、そして佐藤知彦リーダ主任デザイナーに日立のデザインの考え方を聞いた。
学生の拙いアイデアを否定しない日立製作所
大塚:子ども...