電力インフラCO2削減に貢献するハイブリッド鉄心変圧器
カーボンニュートラルを実現するには、再エネやEVの導入だけではなく、送配電の効率化も不可欠な要素となる。日立グループは送配電網に使われる変圧器の研究開発により、大きな効率化の効果をもたらす「ハイブリッド鉄心変圧器」を開発した。大型化を防ぎながら損失を66%も減らすことで、将来の電力インフラのCO2削減に貢献する。ハイブリッド鉄心変圧器の開発に携わった研究開発グループ電動化イノベーションセンタ産業機器システム研究部の研究員、小林千絵に、開発の背景からアイデア、苦労などを語ってもらった。
EV社会を支えるインフラの要としての変圧器
CO2排出が大きな社会問題になり、カーボンニュートラルを目標...