レアメタルを含まないリン酸鉄系リチウムイオン電池の劣化状況を非破壊で診断する技術を開発
環境にやさしいリチウムイオン電池を搭載した蓄電システムの高信頼化・長寿命化に貢献
日立は、レアメタルを含まない「リン酸鉄系」リチウムイオン電池(以下、LIB)の劣化状態を非破壊で診断する技術を世界で初めて開発しました。これまで日立は、蓄電システムの高信頼化・長寿命化に向けて、2007年度より正極材料にレアメタル(コバルト・ニッケル)を用いた「三元系」LIB*1の充電率と電池電圧のデータ解析から、電池の劣化状況を非破壊で診断する技術を発表してきました*2。今回、レアメタルを含まない環境にやさしいリン酸鉄系LIB*3の容量と内部抵抗のデータを用いた解析技術を開発することで、劣化状況を非破壊で...