電子顕微鏡画像から抽出した特徴量により材料の特性を予測する技術を開発
製造設備や実験室で試作された材料の組織構造を定量的かつ簡便に評価可能に
日立は、材料開発の効率化に向けて、合金などの材料の電子顕微鏡画像から、機械学習を用いて組織構造の特徴量を抽出し、材料の性能を予測する技術を開発しました。鉄系の合金を用いて、材料の性能指標の一つであるビッカース硬さを誤差10%以内の精度で予測できることを確認しました。本技術により、製造方法を含めた材料開発において、試作された材料の電子顕微鏡画像から定量的かつ簡便に材料性能を予測することが可能となります。
材料開発の効率化に向け、開発の初期段階で大規模なシミュレーションとインフォマティクスを組み合わせ、候補となる物質や組...