電力プラントや工場などで用いる高速制御システムのセキュリティを強化するソフトウェア処理レスファイアウォール技術を開発
不正な通信データを約2マイクロ秒で判定し、排除できることを実証
日立は、送電/配電システムやファクトリオートメーションなどの分野で用いられる高速制御システム向けに、判定アルゴリズムをソフトウェアレスで実現する独自の集積回路とデータ無効化技術を構築し、約2マイクロ秒という高速で不正な通信データを判定、排除可能なファイアウォール技術を開発しました。制御周期10ミリ秒以下で動作するDCS*1やPLC*2のほか、監視端末や制御用サーバなどの制御装置に対して、既存のIT向けファイアウォールでは困難であったセキュリティの強化を、機種や新設/既設を問わず実現できます(図1)。これにより、サイバー攻撃に...