画像: 日立製作所研究開発グループ研究員/早稲田大学客員研究員の伊藤 洋が深層予測学習の開発で、MITテクノロジーレビュー主催「Innovators Under 35 Japan 2024(イノベーターズ・アンダー35ジャパン2024)」に選出

日立製作所研究開発グループ研究員/早稲田大学客員研究員の伊藤 洋が、MITテクノロジーレビュー[日本版]主催のアワード「Innovators Under 35 Japan 2024」において、AI/ロボット工学分野における未来を創る35歳未満のイノベーターの1人に選出され、11月20日に日本橋ホール(東京都)で開催された「IU35 Japan Summit in Nihonbashi」にて表彰されました。

「Innovators Under 35」は、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア部門「MITテクノロジーレビュー」が主催する国際アワードです。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る、独創的で才能ある35才未満の若きイノベーターの発掘を目的とし、国際的に権威あるアワードとして高く評価されています。
『Innovators Under 35 Japan』はその日本版にあたり、今年で5回目の開催となります。本年度は「コンピューター/電子機器」、「ソフトウェア」、「輸送(宇宙開発)」、「インターネット」、「AI/ロボット工学」、「通信」、「エネルギー/持続可能性」、「医学/生物工学」の全8分野において、200件を超える候補者の中から、厳正な審査を経て10人が受賞者として選出されました。なお、日本版の受賞者は次年度のグローバル版の候補者としてノミネートされます。

伊藤は、早稲田大学理工学術院の尾形 哲也教授らの研究グループと共に、人間の動きを効率的に学習する「深層予測学習」型のロボット制御技術の開発に取り組んできました。
深層予測学習を応用したロボットは、人がロボットを遠隔操作して目的の動作を十数回程度実演し、その後にコンピューターで数時間学習することで、複雑な動作や全身協調動作を習得することが可能です。

従来の学習型ロボットが、所望の動作を獲得するまでに膨大な試行錯誤や、学習に手間と時間を要していたのに比べ、深層予測学習を適用することで、状況が変わりやすい作業現場に対してもロボットの導入が容易となり、社会の労働力不足の解決に寄与することが期待されます。

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