ニュースリリース概要
複数組織で観測したダークネット通信を分析することでサイバー攻撃の予兆を検知、被害の未然防止に貢献
日立製作所研究開発グループは、慶應義塾大学、中部電力と共同で以下のニュースリリースを発行しました。
慶應義塾大学、中部電力株式会社、株式会社日立製作所
慶應義塾大学、中部電力、日立は、巧妙化するサイバー攻撃に対し、各組織が観測した不審な通信のうちダークネット通信を分析することで、これまでは検知することが困難であったサイバー攻撃の予兆検知ができることを実証しました。
今回、慶應義塾大学と中部電力で観測した大量のダークネット通信(2,000万件/日)を分析、このうち極めて少数の通信でもサイバー攻撃の予兆を検知することができ、適切に対処することができました。
なお、今回の実証は、2017年4月から慶應義塾大学、中部電力、日立が取り組んできた共同研究および「分散型セキュリティオペレーション」構想の成果です。
今後も、慶應義塾大学、中部電力、日立は、攻撃の予兆を広範囲に検知し、攻撃内容についてもより詳細に分析できるよう技術開発を進め、サイバーセキュリティ確保と社会インフラシステムの安定運用の確保に資するセキュリティオペレーションの実現に貢献していきます。