ニュースリリース概要
「協創の森」で、日立の脱炭素関連技術を活用したエネルギーマネジメントシステム実証環境の運用を開始
環境分野の顧客協創とゼロエミッション化を加速
株式会社日立製作所(以下、日立)は、研究開発拠点「協創の森」に、日立の発電・蓄電・設備保守などの技術を結集させたエネルギーマネジメントシステムの実証環境を構築し、運用を開始しました。本環境は、太陽光発電システム・蓄電池・ガスコジェネレーションシステム・EV急速充電器などを接続した直流型分散グリッドに、日立の高精度な電力需給調整システムや発電設備の故障・寿命予測技術、AIを活用した効率的な電力取引システムなどのエネルギーマネジメントシステムを組み合わせたものです。実際の設備やシステムを自由に組み合わせることで、再生可能エネルギーの安定的・効率的・経済的な運用やゼロエミッション化をめざすお客さまに実証実験の場を提供することが可能になります。また、本エネルギーマネジメントシステムの効果を国分寺サイトで2020年度に検証した結果、2018年度との比較で、CO2排出量を20%削減しながら、エネルギーコストを30%削減できることを確認しました。 今後、日立は本環境を活用し、日立とお客さまのゼロエミッション化を推進するとともに、環境分野での顧客協創を推進し、新たなエネルギーソリューションの創出をめざします。また、ローカル水素やバイオエネルギー、5G、エネルギー託送技術による多拠点連携などを組み込むことで、本実証環境をさらに進化させ、完全ゼロエミッション化や持続可能な社会の実現に貢献していきます。