コミュニティごとの多様な価値観をリアルタイムに反映できる仮想発電所制御技術を開発
CO2削減やコスト低減など、地域のニーズに応じた柔軟なエネルギー運用の実現をめざす
要旨
日立は、京都大学と共同で、都市や地域などのコミュニティごとの多様な価値観をリアルタイムに反映しながら、仮想発電所(VPP)*1を安定的に運用できる新たなシステム制御技術を開発しました(図1)。本技術は、従来の「経済性最大化」などの固定的な指標だけでなく、CO2削減や利便性など、状況に応じて変化する価値観をシステム制御に柔軟に組み込むことができます。この実現に向け、モデル予測制御(MPC)*2による動的なエネルギー資源配分と、Preference Learning(選好学習)*3による価値観の自動反映...