日立製作所 研究開発グループ 国分寺サイトの自然環境を次世代に引き継ぐため、「100年続く未来プロジェクト」をスタートさせ、2025年10月7日、プロジェクト発足を記念した「植樹」イベントを実施しました。
森や生きものと共生する自然豊かな日立の研究開発拠点「協創の森」
1942年に中央研究所として設立された日立製作所 研究開発グループの国分寺サイトでは、創業者で初代社長である小平浪平の「良い立木は切らずよけて建てよ」の言葉から、良好な樹木をできるだけ残し、80年以上にわたり継続的に森を管理してきました。
国分寺サイト「協創の森」は、東京都国分寺市に位置する22.4ヘクタールの区域で、地域の生態系や生物多様性の保全にも重要な役割を果たしており、 2023年には、環境省が主導する『自然共生サイト』にも認定されています。
しかし近年では、樹木の老朽化や自然環境の変化により、森の健康状態の懸念や安全に対する課題が生じています。自然環境の保護と、安全な維持・管理の必要性が高まるなか、研究開発グループでは、次世代に持続可能な環境を引き継ぐため「100年続く未来プロジェクト」を立ち上げました。
未来に続く森をみんなで育む
このプロジェクトの目的は、次世代に持続可能な自然環境を引き継ぐことです。倒木などの危険木の撤去だけでなく、新たな植樹や植栽の整備、廃材の再利用を行うことで、持続的に森を守り続けていく取り組みです。また、従業員が一体となって協力して取り組むことで、「自分たちが森を守る責任を背負っている」という意識を育むことにも重点を置いています。
2025年10月7日に、キックオフイベントとして記念植樹を行いました。100年先の未来への最初の一歩として、国分寺サイトの従業員の手で「この森の豊かさとつながりを未来に届けたい」という想いとともに、ヤマボウシとハナミズキの苗木が植えられました。

持続可能な自然環境をめざして
これからの3年間で、国分寺サイトでは約100本の新しい木を植樹する計画を立てています。また、伐採された樹木は、廃材として処理するのではなく、従業員の生活の一部に生かせるアイテムとして再利用していきます。
単に木の本数を増やすのではなく、持続的な形で次世代につなぐことを目的とした今回のプロジェクトは、長い歴史を受け継ぎながらも、さらなる発展をめざす研究開発グループの象徴ともいえます。
次世代や未来の地球に価値のある自然を引き継いでいくため、従業員一人ひとりが「自然との共生」を主体的に考え、持続可能な未来を創る活動に取り組んでいきます。

関連リンク
YouTube動画
協創の森の自然 プレイリスト:
協創の森コンセプトムービー:
協創の森コンセプトムービー〔現場篇〕
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