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職場のメンタルリスク低減に向け、ハピネスアプリの活用による縦・横・斜めのコミュニケーションの改善を実証

株式会社ハピネスプラネット
株式会社日立製作所

株式会社ハピネスプラネット(以下、ハピネスプラネット)と株式会社日立製作所(以下、日立)は、ハピネスプラネットが提供する組織支援サービス「Happiness Planet Gym」*1のアプリを用いることで、リモートワークが多く、顔を合わせる機会の少ない職場においても、メンタルリスクに関わるコミュニケーションを改善できることを実証しました。
メンタルリスクの高い組織では、上司と部下の縦のコミュニケーションだけでなく、チームや階層をまたいだ横や斜めのコミュニケーションが不足する傾向にあることが明らかになっています*2。ハピネスプラネットでは、この縦・横・斜めのコミュニケーションの「三角形のつながり」を意図的に作り出す「応援団自動生成機能」を開発し、2022年5月よりサービス提供を開始した「Happiness Planet Gym」の機能として提供しています。本機能は、横や斜めのつながりを含む3人~4人のチームを自動で形成するもので、各メンバーは、アプリ(ハピアドバイザー)に促されて日々の前向きな取り組みを表明し、さらに互いに応援団としてメッセージを送り合います(図1)。
今回、ハピネスプラネットと日立は、約250名の組織を2グループに分け、「応援団自動生成機能」の適用有無により、その効果を検証しました。まず、2グループとも自由に応援相手を選んで1カ月間メッセージを送り、それぞれのグループのコミュニケーションのつながりを確認しました。その後、一方は同様の応援を、他方は「応援団自動生成機能」を適用した応援を 1カ月間行い、コミュニケーションのつながりの変化を分析しました。その結果、同様の応援を行ったグループにはコミュニケーションの構造に大きな変化がなかった一方で、「応援団自動生成機能」を適用したグループでは、周囲の人同士のつながりが希薄だった33%の従業員に、新たに「三角形のつながり」が生じることを実証しました(図2)。
このことから、本機能により職場コミュニケーションが改善することで、従業員のメンタルリスクを低減することへの貢献が期待されます。
ハピネスプラネットと日立は、今後も社会のウェルビーイング向上に向けた取り組みを加速させるとともに、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現して人々の幸せを支えることをめざしていきます。

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画像: 図1 コミュニケーションの「三角形のつながり」生成のための応援団自動生成機能

図1 コミュニケーションの「三角形のつながり」生成のための応援団自動生成機能

画像: 図2 応援団自動生成機能によるつながりの構造の変化

図2 応援団自動生成機能によるつながりの構造の変化

*1 組織支援サービス「Happiness Planet Gym」について
*2 Nature / Scientific Reportsに掲載された、職場におけるうつ状態とコミュニケーション構造の関係性についての日立・ハピネスプラネット・東京工業大学の共同研究結果について(2022年6月17日オンライン掲載)
Lee, JH., Sato, N., Yano, K., Miyake, Y., Universal association between depressive symptoms and social-network structures in the workplace. Sci Rep 12, 10170 (2022).

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